ピカピカの新築に住んでいる頃には、全く気がつかないことですが、住み始めて5年、10年近くなりますと、外壁の塗り替えや補修が必要な個所が出てくるものです。
どのような外壁材でも、日々雨や風、紫外線に晒され続けていますので、外壁のメンテナンスの必要なタイミングは必ず訪れます。
建物の定期的なメンテナンスは、皆さんの大事な家屋の美観や資産価値を守るために必要なことです。
今回は、外壁の状態がどういう状態になると、塗り替えが必要かを紹介し、塗り替えのタイミングやベストな時期などをご紹介していきます。
外壁の塗り替えタイミングは、外壁劣化を確認してみる
最近の建売戸建てや注文住宅の場合、コストパフォーマンス訴求のために、コストバランスが良い外壁材を使用するとか薦められることがあります。
そうした外壁材の多くは、アクリル塗料などの安価な塗料で保護されている場合もあります。
アクリル塗料の耐用年数を考えますと、劣化が目立ち始めるのが5~7年前後、つまり劣化が目立ち始めるこの年数には家屋の外壁を見回し、その状況を把握しておくことが必要となります。
4段階の外壁の状態変化
家屋を見て廻りますと、外壁の状態には下記の4つの状態変化がみられることがあります。
①汚れが目立っている
経年変化によって塗装の防水性能も落ち、外壁に付着した水分の切れも悪くなり、そうした箇所に汚れが付着しやすくなります。
そうした汚れが目立つようになったら、塗膜が外壁を保護できなくなっている証しですから、塗り替えのタイミングと考えましょう。
②色褪せ問題
外壁は、日々外気や紫外線に晒されており、当然外壁も日焼けしているとか、塗膜の表面が変色してしまうことからの色褪せ問題が起きています。
当然、そういう状態になりますと防水能力は低下していますので、塗り替えのタイミングと考えられます。
③チョーキングの発生(白亜化現象)
外壁を手や指で触ってみて、そこに白いチョークのような色がつくようでしたら、それは塗料が分離して粉化している「チョーキング」という現象が起きているためです。
この状況は、外壁を保護する塗料がほとんどなくなっている状況のため、外壁材の劣化まで早めてしまうことになりますので、塗り替えのタイミングとなります。
④苔、藻、カビの発生
外壁に苔、藻、カビが発生している場合は、ひょっとすると家屋の内部まで浸水している恐れもありますので、家屋の構造材を交換する必要性も出てくるかもしれません。至急、塗り替えを実行するレベルと考えられた方が良い現象です。
要注意の外壁塗膜の膨らみとひび割れ
経年変化で、さまざまな形で塗膜が劣化することで、外壁材の状態が変化し塗膜の膨らみなどを放置しておきますと、そこから雨水が外壁内に浸入し、外壁自体のひび割れを引き起こしてしまう可能性があります。
そのため、外壁の塗膜が膨らんでいるとか剥がれているようでしたら、早急に塗装作業を手配されることをおすすめします。
その理由は、こうした状態の外壁劣化を放置しておきますと、そこから雨水が外壁の内部に浸入してきて、外壁自体のひび割れを引き起こしてしまう可能性があります。
外壁のひび割れは「クラック」と呼ばれており、クラック幅が0.3ミリ以下ですと「ヘアークラック」、0.3ミリ以上ですと構造クラックと呼び、構造クラックの状態にある外壁の場合は、早急にリフォーム(修理)が必要となります。
雨水が外壁内に浸入しますと屋内にカビが発生する可能性もあり、家屋自体の強度の低下を引き起こしてしまう場合があります。
大事な家屋を守るためにも、外壁のチェックを定期的に行い、必要な時は修理や塗装の塗り替えを行うようにしましょう。
外壁塗装をする最適な時期
基本的には、一年中塗装工事をしても問題はありませんが、気温や湿度の条件で考えていくと、春と秋はその条件で見ると施工がしやすい時期にあると考えられます。
また、その他の季節でも、塗装に使う塗料の性質を踏まえ、どの時期に塗装を行うのがベストシーズンなのかは、塗装専門店に相談してみることも大切です。
まとめ
外壁塗装をするタイミングについてご紹介してきましたが、お住まいの家屋を守るうえでも外壁塗装の状態を、時折確認するようにされることをおすすめします。
外壁塗装の塗り替えなどは、季節と外壁の劣化状況を併せて、専門的な知識と経験豊富な塗装専門店と相談してみましょう。
塗装業歴20年以上の経験と実績をもつ一ツ松塗装店は、大阪府堺市にありますが大阪府全域に対応しています。
外壁塗装や屋根塗装についての疑問点やご相談、現地調査、金額のお見積もりなど無料で行っておりますのでご連絡をいただきますと幸いです。
当店では、自分自身が住む家のように考えて、施工費はリーズナブルな価格で、お客様の住みよい環境づくりを目指し、皆様のお役に立ちたいと外壁塗装、屋根塗装の塗り替え業務に取り組んでおりますので、お気軽にご相談をお願いいたします。